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ホールドダウン・シューはボディ、ピボットアーム、シューの3つの部品から構成されています。すべて303SEステンレス製で、耐食性に富み長寿命です。カッター前に付くメインブロックの厚みは0.24インチ。カッターヘッド前面にあけられたねじ穴で取り付けます。カッター前面は完全にフラットで、ホールドダウン・シューとヘッドの間にはいっさい隙間がありませんから、切削かすもたまりません。
ハンドミル・ベッドのアセンブリは、プレーンが乗って動くベース、テーパーを設定してプレーンのガイドともなる可変式ベッド、そしてバンブーストリップを固定しておくプラスチック製アンビルの3つから構成されます。ベースと可変式ベッドは圧延鋼製で、滑らかなクロームメッキがかけられています。可変式ベッドは、ハンドプレーニングの標準といえる5インチおきに、調整用スクリュが配置されています。このスクリュはプッシュ/プル式となっており、扱いやすいものです。トラベルが1インチで0.001インチ精度のダイヤルゲージが付属していますので、正確なベッド調整が可能。テーパーの再設定は簡単な作業で、15分もかからないでしょう。
ピボットアームはバネ式になっており、じゅうぶんな力でシューの中心にストリップを押しつけます。アームの前面にはスロットが2つあり、そこにシューを取り付けます。第1のスロットはカッターから1.8インチ、第2は1.4インチの位置です。どちらを使うかは使用者の好みです。ピボットアームに刻まれたスロットには左右に0.03インチの余裕がありますので、カッターに対してシューをセンタリング調整できるようになっています。
ホールドダウン・シューには、6角、5角、4角用に61.5度、73.5度、91.5度の種類があります。ごく繊細なティップも押さえられるように設計されたこのシューは、正面が面取してありますので、バンブーの繊維にひっかかってしまうこともありません。シューはカッターの前にありますから、最終の仕上げ削りでシューが干渉してしまうことがありません。シューを装着し、センタリング調整を行った後は、頭を使うことはありません。ベッドの上にプレーンを乗せると、シューは自動的にストリップの真上に来ます。
このホールドダウン・シューは、オリジナルのプラスチック製ティップフィンガーに比較して大きな進歩となっています。すべてのハンドミルにこれを装着することをお勧めしていますし、将来は標準キットの中に入れる予定です。交換用カッターヘッドを発送する際には、それに対応したシューを同梱しています。
ここで、ハンドミルを使ったカッティングがどれだけ簡単で手っ取り早いかを納得いただくため、手順を説明してみましょうか。丸竹からストリップを割り出したら、節を落として曲がりを伸ばしたら、アンビルに取り付けるために末端に穴を開けます。ラフカット時にも、ベッドにテーパーを設定しておき、だいたいのテーパー付けをする人も多いものです。最初は、ストリップの断面は4角ですから、エッジしか削れません。だいたい焼き入れはしてありませんから、1回のカットで0.010インチ削ることもできるでしょう。カットを繰り返し、刃に当たる面積が増えてくるに従って、カット量は浅くなっていきます。リズムと力の入れ方が身につけば、1分間に4回以上カットすることもできます。ハンドミルにあるアジャスティング・スクリュには、カットの深さを設定するための、使いやすいダイアルが付いています。両側を一気にカットしますので、使用はとても簡単です。
ここで、ラフカットに役に立つアイディアを1つ。作業の2、3日前から、ストリップは水につけておくと良いでしょう。そうすれば、初期段階では1回につき0.020インチの厚さでカットすることも可能で、カッター・インサートの寿命も延びます。最初、竹を水に浸すことは議論の的となりましたが、いまでは私たちを含め、ほとんどのハンドミル・ユーザーが行っていることだと思います。また、曲がり直しと節加工の際にも、水分が入っていればとても簡単です。
バットのラフカットが終わったら、つぎにティップのラフカット。アンビル交換の時間は、およそ15分ほどでしょう。ラフカットですから、テーパーは同じで構わないと思います。生産効率を上げるためには、まとめて数本分をラフカットすると良いでしょう。
ティップとバット両方のラフカットが終わったら、フィニッシュ用アンビルに交換し、仕上用テーパーに設定します。その作業には30分ほどかかるでしょう。ほとんどの人は、この段階で焼き入れを行います。焼き入れをしたスプラインは硬くなりますので、カットにも時間がかかります。一回にカットする厚みは、0.001インチから0.003インチが適当でしょう。
プレーンにハードストップを装着したことで、フィニッシュのカットはずっと簡単に、かつ正確になりました。適切なストリップサイズを決め、そのサイズに基づいて1本を削ったら、ハードストップをそれに合わせて設定します。それ以降に削るものは、すべてその位置でカッターヘッドが止まり、下に降りませんから、まったく同じテーパーを生み出すことができるわけです。接着した後の対面幅も、ほとんど変動がありません。
モーガン・バンブー・ハンドミルには、写真を多用した、明快でわかりやすい解説書が付いています。他の付属物としては、アルミ製アングル、スエルドバット・キット、交換用スクリュ、カーバイド・インサート5セット、そして新ダイアル・インジケータ・ホルダ/シェービングツールがあります。解説書にはまた、ロッドテーパーを決定する際に有効なExcelスプレッドシートのプリントアウトとCD-ROMも付属します。バンブーロッド・メイキングの諸側面に関するアドバイスも収録。ハンドミルは標準装備として、6ストリップのロッドをカットできるすべての工具がセットされていますが、その他のセッティングも可能です。その際はカッターの刃角を指定してください。
Excelスプレッドシートを含むマニュアルは、100pを超すボリュームで、きわめて包括的です。まわりに仲間や情報ソースを持たない人の使用も想定してあるからです。しかしながら、ハンドミルの使い方を習得するのは簡単で、基本原理さえ理解できれば、ほぼ直感的な使用が可能になります。マニュアルには参考書、下ごしらえのアドバイス、役に立つウェブサイト、ハンドミルと付属器具に関する解説、テーパー設定のためのアドバイス、カット方法などが掲載されています。
このデータをPDF形式で保存したマニュアルは、ハンドミルオーナー以外の方にも無償でご提供しています。このCD-ROMとインターネットにアップロードされている情報がすべてであり、カタログは製作していません。CD-ROMのご請求、またハンドミルもしくはその使用に関してご質問がおありの場合は、私本人までご連絡を。
左利きモデル
左利きの人も使いやすいよう、両側に文字や数字を刻んだベースとベッドも用意してあります。左利き用アルミ製アングルは、反対側に穴があいています。左利き用モデルをご希望の場合、注文時にその旨をお伝えください。価格は右利きモデルと同じです。
アルミ製アングル
ハンドミル・ユーザーのジョン・ミラーは、作業ベンチにハンドミルを固定するための重要な付属具をデザインしました。彼は、まずベンチにこのアングルを固定し、その上にハンドミルのベースを乗せるのです。このアングルはアンビルのホールドダウン・スクリュに届くように穴があけられ、また調整用スクリュを動かすためのスロットも切ってあります。アクセサリのページをご参照ください。
このアルミ製アングルにハンドミルを乗せる利点は2つあります。まず、もっとも重要なことは、セッティングとカッティングにおける精度が向上すること。アルミ製アングルとハンドミルのベースはボルトで連結されますので、ハンドミルの精度はテーブルの表面の影響を受けなくなります。テーパーはまさに設定されたままで保持されます。次に、テーパーを設定してアンビルを外すとき、ベンチからハンドミルのベースを取り外す必要がなくなります。テーパーをセットして、カッティングの際にアンビルを変更することがとても容易になりました。このアルミ製アングルは粉体塗装を施されていますので、衣服にひっかかりません。
ハンドミルのユーザから多く寄せられる質問に、ベッドの高さをどれくらいに設定すればよいでしょうか、というものがあります。ほとんどの人にとって、36インチの高さを持つ標準的な作業台が使えるでしょう。考慮すべきは、ユーザの身長とカットするストリップの数です。もし身長が高い場合、また多数のカットを行う場合は、ベースをベルトくらいの高さに合わせると、背中への負担も減ります。アルミ製アングルとベースを乗せる箱を、合板で作れば良いでしょう。ベース左右の余裕スペースとしては、両端それぞれ18インチ程度は欲しいものです。ハンドミルをアルミ製アングルの上に乗せて使うという考えはすばらしいものですから、これは標準キットに含むことにしました。
スエルドバット・キット
ハンドミルは、伝統的なスエルドバットを製作できるキットが標準で付属しています。このキットは、精密に加工されたプラスチック製シムと、使用説明書から構成されます。このキットを使えば、0.020インチから0.120インチまでの高さのスエルドバットが、最長2.5インチの長さで、0.020インチ刻みで製作できます。このキットは、現在ハンドミルの標準キットに含まれています。
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