. Tom Morgan Rodsmiths - Fiber Glass Rods (ファイバーグラス ロッド)
 ファイバーグラス・ブランクは予定よりも生産開始に時間がかかっております。ご不便をおかけしますが、なにとぞご了承ください。デザインは完了しておりますが、理想のカラーを達成するのが困難でした。しかし、色つきのレジンを使ったクロスを供給してくれる会社を見つけましたので、これで問題はクリアだと思います。これで、ウインストンで使っていたものにきわめて近いブランクが製造できるはずです。ブランクは、2010年3月には供給開始できると思われます。ブランクデザインには自信がありますので、皆様にも待ち会斐があったと感じて頂けるでしょう。

 新しいファイバーグラス・ロッド(およびブランク)がリリースされると聞いたら、こう思われるかたも多いでしょう。あなたたちが作るグラファイトロッドはあれほど優れているのに、いったいなぜ、グラスなんて? それに対しての答えは、興味深いストーリーです。

 1973年にウインストンを買収するまえ、私は3番や4番のバンブーロッドを使うのが好きでした。ファイバーグラス素材を使ってそのアクションを作れば人気が出るのではと思った私は、ウインストンの社長となってから、J. ケネディー・フィッシャーがカスタムで作ってくれていたすばらしいグラスロッド群に、ライトラインのシリーズ「ストーカー」を加えたのです。これはたいへんなヒットとなり、今日ではオークションで1000ドルを超える値段が付くこともあります。

 1970年代中盤、フェンウィックがグラファイトロッドを発表しました。その人気が高まるに連れ、ファイバーグラス素材は市場から押し出されたのです。ちょうど、第二次世界大戦の後に、グラスがバンブーを駆逐したのと似たようなことが起こりました。それ以来、広告会社はグラファイトの優秀さを強調し、グラスは時代遅れだと思わせてきたのです。その結果としてフライフィッシャーは、グラスのことを、醜い継子扱いするようになりました。ウインストンも1980年代にグラスロッドの製造を止めてしまいました。直接顧客には相当な数を販売していたのですが、フィッシャー社がブランクの供給を行わないという判断を下したからです。

 しかし近年、2つの理由から、ライトライン・グラスロッドに対する興味が再燃してきているようです。つまり、フライフィッシャーたちは、市場に出回っているグラファイトロッドの多数は硬すぎて効果的なツールではないと気づいたことが1つ。そして、ファイバーグラス・ロッドの多くが過去の偉大なフライロッドに似た、すばらしいアクションを備えていることが1つです。経験と知識の豊富な多くのアングラーが、ファイバーグラスを使って、多様な状況に対応できるすばらしいロッドが製造できると思うようになりました。

 繊細なタッチとフィーリング、そして魚の走りをいなすしなやかさを備えたファイバーグラス・ロッドは、中・近距離用のツールとして、私のお気に入りでした。私は長い間、ウインストンのストーカーを超える性能のロッドをデザインできるはずだ、デザインしたいと考え続けてきたのです。

 1970年代、ラス・ピークは世界最高のグラスロッド・メーカーでした。ウインストンで作るロッドの質を向上させるための尺度として、私は彼のロッドを1本買ったことがあります。そして現在。トム・モーガン・ロッドスミスのグラスブランクを製造してくれるケリー・バークハイマーはラス・ピークの弟子、かつ世界でも注目されるロッド会社のオーナーです。ケリーは師匠から細部へのこだわりと、質の高いロッドを作りあげる姿勢を継承した男です。ファイバーグラス・ロッドのプロジェクトでケリーと共同作業ができるのは幸運なことだと考えています。

 私たちがグラスロッド用として選定したのは、当時と同じEグラス素材です。ケリーは多様なテーパーのマンドレルを持っていますから、テーパーとカッティングパターンの制作も難しくはありませんでした。私がデザインし、彼がブランクを製造するという役割分担です。試作品は幅広い分野のテスターに送り、キャスト性能とフィッシング性能に関してコメントをもらいました。スピゴットフェルールのペグは、往年のストーカーと同じホワイト。ブランクの色は、私たちのグラファイトロッドに近いダークレッドです。

 すばらしい感触のロッドを作り上げるためには、使用するスネークガイドにもこだわらなければなりません。当社が採用しているガイドは他社のものと比べて小さいので、ラインの抵抗が大きくなってしまうのでは、と考える人もいらっしゃるでしょう。ガイドは大きい方が、ライン抵抗が減って飛距離が伸びるという間違った考えをする人が多くなっています。私は、同じブランクに口径の違うガイドを使ってロッドを組み立て、テストしたことがあります。その結果は、まったく逆でした。大径のガイドを使うと、ロッドにラインが当たり、飛距離は落ちてしまうのです。当社製品に使用しているガイドは適切なサイズです。この小径ガイドこそ、当社のロッドが持つ独特の感覚を実現している要素の1つと言えるのです。

 ファイバーグラス・ロッドのブランクは、グラファイトよりも太くなります。従って、普通のウッドスペーサーには入らないものも出てきます。従って、リールシート装着のために、木製プラグをバットに挿入することになります。ロッドスミスのファイバーグラス・ブランクには、挿入部に適切なテーパーを持ち、シートに入る部分はストレートになった木製プラグを付けます。また、ティップ末端に装着して補強とする、ニッケルシルバー製のティップチェック、組立説明書も添付します。

 ロッドデザインに関し、ファイバーグラス素材独自の特徴を知っておいて頂きたいと思います。負荷が増すと均一に曲がりも増えてゆくのですが、ある点を超えると急に腰が抜けたようになってしまうのです。これは、グラスロッドで遠投を試みると、はっきりと実感できるでしょう。中距離までを念頭に設計されたロッドは、中距離まではかんたんにキャストできます。しかし、さらに遠くを狙おうとすると、ロッドは増した負荷を受け止めきれず、反発を生み出さなくなります。

 ロッドのフィッシング距離を設定するためには、素材の特性を念頭におかなければなりません。私が好むトラウトロッドのアクションはプログレッシブですので、グラスロッドもそういう設計になっています。ティップは近距離も釣りやすいように柔軟で、ミッドとバットは中距離のキャストができる硬さを備えています。この基本デザインは使い勝手のよいロッドを生み出しますが、あらゆる状況に対応できる1本のロッドなど存在しません。ちなみに、ファイバーグラス・ロッドはすべて、伝統的なAFTMA規格に則ったダブルテーパー・ライン指定であり、グラファイトロッド用のヘビー仕様ラインは使えません。

 30年以上にわたる私のロッドビジネスとは、つねに私やお客様の個人的な釣り体験を基盤として、すばらしいロッドを作り上げることでした。また、ロッドやブランクがお客様の手元に届いたとき、その人を満足させられる質の製品を作り上げることでした。しかし、お客様が釣り場にそれを持ち出したとき、「これこそが世界最高のロッドだ」と実感していただけるプロダクトを生み出すことが最も大事だったのです。私が3種の素材を使って作り上げてきたロッドデザインに対して賞賛をいただいたお客様からは、それらに適用されたデザイン哲学に関しても圧倒的な支持を頂いているようです。それらのロッドに対するフィードバックにより、伝統は前進します。釣りに対して新しいチョイスとなり得るファイバーグラス・ロッドを世に送り出すことは、私の1つの目標なのです。

 3番・・・ほとんどの方にとって、最軽量のラインクラスでしょう。小型フライを細いティペットで使うための繊細で柔軟なティップと、モデレートなミッドおよびバットを備えています。スタンダードモデルは15フィートから40フィートのレンジをもっとも効果的に釣れるようデザインされています。必要ならさらに距離を出すこともできますが、遠投は設計範囲外です。長さは7フィートおよび7フィート6インチ。

 スタンダードモデルに加え、キャスト距離の概して短い日本専用モデル/ブランクとして、6フィート9インチと7フィート3インチも発売します。適正レンジは12フィートから35フィートです。この軟らかいモデルが存在するからといって、スタンダードモデルが硬いというわけではありませんのでご注意ください。ショートキャストを多用する釣りをなさる方には、日本専用モデルが適している場合もあるでしょう。

 4番・・・スタンダードなライトラインである4番用グラスロッドも、ティップの硬さは最適に設定されており、モデレートなミッドおよびバットが組み合わせられます。スイートスポットは15フィートから45フィートまで。3番よりも対応能力が高く、汎用性に富むロッド群です。繊細なプレゼンテーションができ、かつ中型ドライ、ウエット、ニンフまで扱うことが可能でしょう。軽量でライブリー、釣って楽しいこれらのロッド/ブランクは、7フィート、7フィート6インチ、8フィートのレングスを用意してあります。

 5番・・・中規模までの釣り場で、さまざまなフライを使うことができる万能ウエイトです。アワセ切れを起こさず魚をうまくいなせるように繊細にデザインされたティップ、じゅうぶんなパワーを秘めたバットは、平均的な距離である20フィートから55フィート程度を楽しく釣ることができます。米国東部でも標準的なロッドとなるでしょう。使って楽しく釣りやすい5番ロッドは、7フィート、7フィート6インチ、8フィートのレングスで製造します。

スペシャルロッドについて

 ウインストンで、世界最高クラスと評価されたストーカー・シリーズを作り上げ、使ってきた私にとって、この新ファイバーグラス・プロジェクトはたいへん楽しいものでした。そのプロトタイプ・テストには、友人であるペア・ブランディンも参加してくれました。現代のロッドデザイナーとして、またキャスターとして、彼は最高の才能です。彼はあらゆる素材の膨大なロッドを実際にキャストした経験があり、ロッドアクションに関する「理想の感触」を持ち合わせています。彼が私の工房に立ち寄ってくれる時はいつも、あの最高のロッドをキャストさせてくれと言うのです。素材を問わず、過去において作り出された至高のロッドの1つが、私の家にあります。私も、個人的にもっともスムーズで、すばらしいキャストができるロッドだと思います。

 そのロッドの歴史について、すこし話をしましょう。フローティングラインを使い、ガードルバグ、グレイゴースト、マドラーミノーといったフライを結んで釣るストリーマー・フィッシングは、私の好む釣りでした。そのために、小刻みでリズミカルにフライを演出するための「モーガン・トウィッチ」という専用テクニックも生み出しました。このメソッドを使うためには、フライをできるだけ動かさずに操作できる、精密に設定したティップの硬さが必要です。また、バットにはフォルスキャストなしでラインを打ち返せるパワーも求められます。ウインストンの工房で、私は自分専用として8フィート3インチ6番のロッドを作りました。ファイバーグラスでなければ実現できないアクションです。これは限定1本なのでとてもユニークで、すばらしいロッドです。

 さて、興味深いところにさしかかりました。ペアと私の妻ジェリーはどちらも、そのロッドのレプリカを作って販売するべきだと言うのです。マーケットは大きくないことは分かっていますが、私は彼らのアドバイスに従うことにしました。キャスティング性能とフィッシング性能がたいへん優れているので、ドライや小型ポッパーに使っても楽しんでもらえるだろうと、彼らは考えています。

 それとともに、私が「世界との一体感ロッド」と呼んだ、スムーズでスイートな別のモデルも復刻することにしました。それも、私がキャストした中で最高にランクされるものと言えます。8フィート6インチで7番指定のこのロッドは、大型ドライやストリーマー用として優れていますので、バス用としても楽しいものでしょう。

それら2モデルの仕様は、オリジナルと同様に2ピース。6番1モデル、7番1モデルのみの復刻です。

ブランクの仕様
 ブランクは2ピースのシングルティップ、カラーはダークレッドで、ペグはホワイトです。リールシート装着用の木製プラグ、ニッケルシルバー製のティップチェック、組立説明書も付属します。

ロッドの仕様
 ロッドは2ピースのシングルティップ、カラーはダークレッドで、メノウのストリッピングガイド、ハードクロームメッキのスネークガイド、ニッケルシルバー製スライドバンドもしくはアップロック・シート、ご指定のウッドスペーサーを組み合わせます。ハンドルはシガー、ハーフウェルズ、あるいはカスタムで削り出すことも可能。ロッドには専用クロスバッグ、豪華アルミケース、チューブバッグが付属します。

ファイバーグラスの販売について
私たちは主にブランクの形で供給を行う予定ですが、少数の完成品も販売します。カスタム・ロッドメーカーの皆様も、遠慮なくご連絡を。

Questions? Contact us:
21505 Norris Road
Manhattan, MT 59741

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Phone: 406.282.7110
Fax: 406.282.7167
tommorganrodsmiths@gmail.com
rodsmiths@imt.net





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